鉄コレ第13弾への他社動力設置(島原鉄道編)


カトーのキハ20系動力を鉄コレ20m級気動車に組み込む・第三弾になります。

第一弾・津軽鉄道キハ24000

第二弾・湧別鉄道キハ42900Y

 

結論から先に言いますと・・・
細身車体に対応させるための幅詰め作業により、今まで以上に困難となった割には普通の出来上がりです。
安く仕上がりましたが(動力1,050)、時間も労力も掛かってしまい徒労に終わったような気がします。
ともあれ、いちおう記録として残しておきたいと思います。


切削くずの影響を配慮し、動力部は分解して作業します。床板を島原キハに合わせ、幅を詰めていきます。

その際、失敗したな・・・と今になって思うのですが、幅詰めの際に台車脇にある2つタンク?のうち台車側のものも削る事になります。
島原の床下にはこのようなものがなく、作業の簡易化を鑑みてタンクをすっぱりと切り取ってしまった事です。

これによって床下機器の移設は容易になったのですが、床板が分断され動力押さえとしての床板の強度が失われる事になりました。強度を優先するなら出来る限り残しておき、側面はプラ板かパテで塞ぐ方がいいのかもしれません。(普通に動力購入の方がベストですが)
なお、片側がネジによる保持が出来なくなったため、両面テープで固定しています。

車体側ですが、ダイキャストのモーターの凸部が干渉しますので、中央部をくり貫きます。これは屋根板を外してカッターで簡単に行えます。

また、ダイキャストのネジ周辺の出っ張りも軽くヤスリ掛けしておくと12mmほど車高が下がります。(若しくは窓ガラス下をカットする方法もあります)

床下機器を鉄コレから移設します。ただ中央部のモーター周辺はどうにも出来ないのでここを避けるように配置していかなくてはなりません。今回は強度保持のためやや内寄りに配置しました。


床下を塗装します。鉄コレの素材より一段暗いグレーにしましたが、これでも明るいようです。強めに汚しを入れた方がいいのかな・・・?

最後に両面テープで動力と車体を張り合わせ、完成です。走行も普通に、旧動力特有の唸りを上げてトコトコ走ります。

幅狭車体のものは動力の強度・バランスを考えるとあまり使えるとは言い難いです。とはいえ加工の参考としてどうしても行ってみたかった案件だったので満足しています。

まだまだ20m級の素材は残っていますので、動力が手に入ったらまたやってみたいと思います。

 

2011/12/16掲載