鉄コレ第13弾への他社動力設置の実践(湧別鉄道編)

 

先日の津軽鉄道への動力移植に気を良くして、中古屋で気動車動力を探していたところ、キハ80の新型動力が安かったので購入しました。
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2エンジン車であり車長がやや長いので関東鉄道のキハ751形に使えないかな・・・と思い、実際に並べてみたらサイズはピッタリです。
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ところが、窓ガラスを外して動力を入れようとすると・・・車幅が狭く入りませんでした。
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鉄コレ動力のようなものでしたら気軽に側面を削るのですが、新型動力はダイキャストをベースに巧妙に組まれている物なのでキハ751の動力化は断念しました。

せっかく手に入れた動力ですが・・・我が家には特急型の気動車など無く、ましてや中間車・・・非常に勿体無いです。
なので、ここは自由な発想(フリーランスとも云う)で、別の車両に転用できないか検討する事にしました。


幅広の車体という事で幅狭車体・正面2枚窓のタイプ(島原・留萌・茨城キハ100)は省かれ、残りの車両を検討してみると、乗降ドア下の足下明かり窓のある車両(小湊鉄道・鹿島臨海・茨城キハ200)は動力組み込みの際に側面窓の下部をカットするため、更なる加工が必要になりますので除外いたしました。
残るは湧別・同和小阪・津軽鉄道ですが津軽鉄道はKATO旧動力にて動力化済です。
今回は国鉄特急色に近似の湧別キハ49200Yを使う事にしました。動力換装した「ハイパー湧別」、ということで。(笑)

加工ですが、まず動力側の両端、車体マウントカプラーを外します。個人的に車体マウントカプラーは嫌いなので使いません。
動力は当然ながら長すぎて入りませんが、カプラーを外した後のダイキャストが僅かに干渉します、なので、両方5mmほど削ります。
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側窓はサッシ下の動力押さえの下をカットします。

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カットしたときに黒Hゴムが取れてしまったのでマジックで塗りなおします。
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テールライトは前回同様、ライト部のみ残してカットします。
完全に抜いてからカットするとはめ込みが面倒なので少し浮かせた状態でカッターを挟み込むようにしてカットし、最後に指で押さえ込みます。

動力ユニット上の座席ですが・・・当たり前ですが車体とぜんぜん合いません。あまり見えないですが、背ずり部分と間仕切りを削り、フラットにします。色は・・・まぁこのままで良いでしょう。
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カプラーは鉄コレのダミーカプラーを使いました。単行で使うので問題ありません。
ただそのまま使うと動力台車に干渉してしまうので、5mmほど後部をカットします。接着は両面テープです。

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付属していたスノープラウは取付不可なので別のものに使おうと思います。

最後に組み上げ、完成です。
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前回に比べて手馴れてきた事もあり、1時間弱で完成しました。この調子で中古動力を用いて次々と動力化させていきたいですね。

 

2011/04/19掲載