津川洋行・酒井5トン機の加工(3)
津川洋行から動力が帰ってきました。

今回はサービス修理ということで片道郵送料金のみ、とても助かりました。
交換されたギアは最新のものと同じ、黒ギアになっています。

もし所有していて不動になっている方はメーカーに相談してみると良いかもしれません。
動力が直ったついでに無改造の緑色のと並べてみました。

若干・・・
車高を下げた効果が分かりますかどうか・・・


細かいディティールに入っていきます。
92号機はキャブ右側に箱状の張り出しがあります。

コンプレッサーカバーらしいのですが、92号機は更に正方形の張り出しが出ています。津川製の製品はコンプレッサーカバーのないものですので、それらしく作ります。
まず右側エンジンカバーの放熱のためのスリットのある部分を削ります。おおよそ1/4位でしょうか?
プラ板を箱状に組み、車体サイドカバーの傾斜に合う様に合わせ接着します。

正方形の更なる張り出しは正方形に切ったプラ版を貼り付けました。

手すりは0.3mmの真鍮線を曲げていきます。
1.5mmのプラ板を治具にしてひとつひとつ曲げ、細めのラジオペンチで角をくっきり付けます。
若干大きい0.4mmの穴を間隔を確認しながらピンバイスで開け、瞬間接着剤で固着後、裏側はニッパーで切り落とします。
これを・・・コンプレッサーカバー横の分を含め、8つ作りました。
また、ボンネット上には片側のみ手すりがありますので同様に取り付けます。
せっかくなので・・・側面の運転席扉の引き手と後部の手すりも取り付けました。



作った手すり等は計13箇所。30mmの車体に0.3mm真鍮線を2mmのコの字に加工してφ4mmの穴開けて位置合わせて接着・・・まぶたも指先もピリピリして、
「もうこんな細かい作業やりたくない」
・・・というのが作業後の感想です。(笑)
とはいえ、Nスケールの手すり加工はオーバー気味で嫌気してしまうのですが、HOnだと効果は大きいですね。
排煙筒の製作です。
製品のものはアンテナのようになっていて、どう見ても円筒状に見えないので削って新規作成します。
最初プラ棒に穴を開けて・・・と考えていましたが、古い文房具の整理をしていた時に良い物を見つけました。
普及期の頃のシャープペンシルの先の部分です。

ラジオペンチで軽くねじるとφ8mmくらい・・・十分な長さです。

0.8mmの穴を開け、差し込んだ後に裏側から瞬間接着剤で固定しました。

2012/06/07掲載

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