日産キャラバン・モーターカーの製作
モーターカー・・・これ1両だけで完結してしまうそのスタイルが楽しいです。
以前ルノー1000のオマケを改造してヨーグルト運搬車として製作しましたが、今回も同様です。
ヨドバシの投売りで100円で売っていました。

なかなか精密なモデルです。最初子供のミニカーに・・・と考えましたが、華奢で細かいので向いてなさそうです。
分解してみると、結構中も精密に・・・・
あれ、内装が・・・救急車「風」ですね。
後ろ窓は目隠しで見えないですし、あくまで外装重視という事でしょうか?

前回はチビ客車の動力を使用しましたが、今回はチビ凸のを・・・って中古で買ったのが余っていただけなんですが、これを合わせてみると、大体サイズが合うようです。

(1)加工が容易(ダイキャストだと切削が困難)
(2)車輪と前後フェンダーが合う(ズレているとみっともない)
(3)動力が入る余裕がある(ある程度の車高のある車)
・・・の条件がすべてクリアしたので、動力を仕込もうと思います。
製作に入ります。
今回の車両は内部に書き取るような部分もなく加工は不要です。ただバンパー取付部品の裏側の出っ張りを少し削りました。

動力側は車体に合わせて削るラインをマーカーし、削ります。大まかな場所はニッパーで折り取り、細部はカッターで少しづつ削って調整します。

車体内側に厚地の両面テープを貼り(剥離紙はまだ剥がさない)、動力をはめ込んで高さの位置調整を行い、最後に剥離紙を剥がして固定します。

最後に・・・
「巡回用途としてパトランプやスピーカーのある救急車を改造した」
という設定にし、ラベルライターで『巡回車』と作製し、消防局の上から貼りました。
同じ白地の光沢でしたので違和感はないようです。

前回製作したダノンヨーグルトカーと並べてみます。
・・・ダノンカー、ライトだけでも精密なのに直しますかね・・・

R150のミニ線路で試験走行です。
動力はいじっていませんので小気味よく快走します。
アイコムのマツダボンゴ・モーターカーよりも精密なのでリアルです。

これで終わりにしようかな・・・と思いましたが、もう少し続きます。
ひとまず工作を終えたモーターカーですが、運転手(工員?)を乗せたいと考えました。
ただHOナローサイズの人形を買っても動力が近いので現物合わせしたら殆ど残らない(頭と右肩位?)のが何とも勿体無いと躊躇していましたら・・・
ダイソーのプチ電車シリーズで運転手があるのを見つけました。

Nには大きすぎHOには小さすぎ・・・と言われますが、車内ですし全身でもないからこれで良いでしょう。
(余談ですが、すべて100円(税抜き)のこれらの商品のうち、一番売れていなさそうな気がします・・・やはり子供には扱いにくいのでしょうね。)
座っているもので丸帽っぽいものを選択、膝下と車両座席はめ込み用のダボを、そしてモーターが当たる左腕の肩下からを現物合わせでカットします。いったん車体をはめ込み高さを確認してからゴム系接着剤で接着します。

次に人形の塗装に入ります。紺色の運転手から作業員に変身していただきます。
最初に行うのが楽なのですが、現物合わせ後にまた塗装するのが面倒でして・・・
今回はエナメル塗料とポスターカラーを使っています。最初に服をライトグレーに、顔はやや日に焼けた感じでライトブラウン、ヘルメットはいったんホワイトで下地を抑え、ライトイエローで塗装しました。また、前面にはV字型にライトイエローに塗り、反射チョッキっぽくしました。

座席はジャンクパーツからそれらしい形に背もたれを作り、更に小片でヘッドレストを作り、人形の背面に接着しました。
今度こそ・・・完成です。

チマチマと追加作業の甲斐があり、巡回車両が華やかになったかな・・・?

スーパーミニカーブレール&電池式コントローラーと一緒に、どこででも運転できる楽しい車両がまたひとつ出来ました。

2013/06/21〜27掲載

|