17m級オリジナル車両を作る

先日作った大井川鉄道改のオリジナル車両にライトを提供した両運転台の弘南(元南海)と、片運転台の豊橋(元名鉄)×2両。
全長が長すぎて使いづらい前者と、あまり顔が好きではない後者、前面を挿げ替えてオリジナルの車両にしてみたいと思います。
(各鉄道のファンの方スミマセン。元車両にあまり興味ないので・・・)

車体カットは人それぞれの方法がありますが、私は地道にカッター派です。
この方法だと正確にライン取りできますし、削り代の調整も不要です。
カッティングはマスキングテープを幾重にも巻き、これをガイドにします。後は丁寧になぞって溝を深くし、最後に強めに入れてカットします。

とりあえず切ったものを仮組み。
かなり雰囲気が変わりました。
後は断面を整え、摺り合わせます。
ライトは豊橋のものをそのまま使います。特に違和感もありません。

2両分作って接着が完了したものです。
塗装落とす前にやったものなのでキワモノっぽいですが、接合の様子が良く分かると思います。

とりあえず下処理が終わったんでIPAで塗装を落とします。
ホントはこれが最初なんでしょうけど・・・
一晩経って塗装が落ちるまで待ち、です。


時間があきましたが製作再開です。
IPAに漬けていたものを取り出したものです。
本来はこの作業をしてから接合をしたほうがいいと思います。
これから溶きパテで接合面の修正を行っていきます。

下地処理を終え、クリーム色を塗ります。
そのあとにマスキングですが、今回は別のマスキングテープを使いました。見分けがつきやすいです。
塗装は例によってオリジナルの「ならしの電鉄」色ですが、今回は今までと違った塗り分けを試してみようと思います。


ライトグリーンの塗装が終わったところです。
マスキングテープを剥がして思ったのは、
『やっぱりどこかの鉄道のパロディっぽいなぁ』
ってこと。
とはいえ塗装自体は悪くないので、このまま仕上げに入ります。



17m動力ユニットBですが・・・以前買ったものと何が違うのか観察してみました。
成る程、台車の軸間が違うんですね。
せっかくなので灰色ユニットと「動力部だけ」交換したいと思います。
新作は灰色同士、国鉄は黒色同士になります。
台車はそのまま横に引張るだけで取れますので前後同じように。
これで台車にあった灰色の車体になりました。
よく見るとギアも灰色。ある意味オリジナルな動力ユニットですね。



細部を仕上げ、完成です。
京成っぽい正面に両開き扉・・・個性は薄いですがなかなかの出来上がりに満足です。
それに両開き扉の流れが前作と繋がっているようで面白いです。
異色の試験塗装も良い勉強になりました。
とりあえずここまでで全作並べてみました。
15m×5両3編成、16m×2両1編成、20m×2両1編成・・・計9両になりました。
今回は切り継ぎ作業の試作でしたが、この作業も結構楽しいものですね。
2008/10/25〜11/02掲載

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