ホーム付近に架線柱を・・・
先日完成した複線プレートによる走行ベースですが、架線を追加購入・増設しておりますが、複線プレート内周側に対向式ホームを設置してしまったため、この区間に複線架線柱が設置できなくなりました。

対処法として、
(1)架線柱を加工し、無理やりホームに植えつける
(2)複線架線注を延長し、ホーム外から支える
(3)複線架線柱ホーム側をカットし、片手長持ちの様な形にする
[写真]
(4)単線架線柱から左右に配しセンターポール式とする
[写真]
・・・辺りを考えました。
(1)(2)についてはホームを固定しておらず加工調整も難しそうなので見送り、(3)については架線柱のバランス維持が困難(と言うか絶対に壊す)である事からこれも見送り、結局一部ホーム付近や路面電車で見られるセンターポール式を採用する事にしました。
最初ユニトラム用を・・・と考えましたがトラム用のものは周囲の架線と合わない感じなので見送りました。
幸い、ミニレイアウト用に購入してあった津川洋行の単線架線柱があり、これを加工します。

加工は簡単です。2本用意し、1本は架線柱の際付近をデザインナイフでカットし、もう1本は接着場所付近のRを棒ヤスリで平らにし、接着剤(やや古くなって粘度のある方が良い)で固定します。

台座は線路側2cm程をカットします。踏切線路に隠れて使えなくなった分も2つ(複線架線柱分)用意します。
乾燥後、エナメルカラーで筆塗りします。

台座は両面テープで固定します。

踏切線路は踏切横側、ホーム周辺は中央分離帯に等間隔になるように設置します。

最後に斜めにならないように架線柱を差し込み、完成です。



最初ミディアムグレーで塗りましたが、設置してみたら思ったより濃くなってしまい、周囲の架線柱とバランスが悪くなったのでライトグレーで塗り直しました。

試しに手元にあったマイクロエースの京成開運号を設置し走行チェックです。

車体やパンタグラフの干渉も無く、なかなかいい感じに仕上がりました。
(直線部分でしたので曲線の場合は干渉するかもしれません)


先週完成したセンターポール式の改造架線柱。
中々の出来でしたが、周りに比べて架線柱自体が脆弱に見えてしまうのと、車両配置時や脱線時にいちいち架線柱が曲がってしまうのに嫌気し、作り直すことにしました。
ジャンク箱からラーメン構造の単線架線柱を見つけました。
これでしたら周囲の架線柱に引けをとらないものですし、架線柱自体に強度があり脱線等でも曲がらないでしょう。

これを90度曲げた状態(鉄骨の編みが線路に向く)にします。
架線吊り部と上部の碍子を一旦カットし、センターポール式に組み接着します。この素材は軟質プラですのでゴム系接着剤を使用しています。

乾燥後、両面テープで中央分離帯へ接着し、完成です。
ガッシリしたものとなり、とても安定しました。

さっそく試運転を・・・とパンタ付き車両を運転してみると・・・
『???』
思ったより架線吊り位置が低く引っかかってしまいました。
・・・経緯を思い出しました。
以前レイアウトに使用するために入手したのですが、これはTOMIX製。
ユニトラックに設置してみたら道床高さと設置部品の分、架線柱が低くなりパンタが引っかかってしまうので、外してジャンク箱に放り込んだものでした。
そんな欠陥じみた架線柱ですが、幸い架線吊り部をカットしてあるのですから、思い切って上部の基部に架線吊り部の下部を着ける形で(約6mm程度嵩上げ)、取付け直しました。

試験走行でも問題なく、これで本当に完成です。

あまり線路周りの細かいことには気を配っておりませんでしたが、結構効果が大きいものですね。

まだまだ手を入れていきたいと思います。
2013/02/14〜21掲載

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