999用戦闘車の製作

当時から定番でしたが、今風に簡単に。
素材はこちら。まだ売ってるんですねぇ。

中身はこちら。
実際に使うのは左上の銀メッキの戦闘車のみです。

組立図。
当時はこのまま組立てるか車輪を変えて既存列車に連結していた子供たちが多かったはず。
・・・曲がれないんですけどね。(笑)
そのまま組立てると本体だけで客車より幅広になっており、さらに砲塔がはみ出しますので周囲の設備をなぎ倒す事態となります。
目安として左右5mmずつ削り、接触具合を視ます。左右の砲塔上にある2基の突起の干渉が見られるので表面1mmを残して削っています。なお、上面は問題ないのでそのままです。
写真はデータが消えてしまったのでありません。
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調整を済ませ両側を張り合わせたら台車の製作を行います。
仮組みで市販の台車や鉄コレの余った台車とかも考えましたが全長が短いのでアンバランス。
Bトレインの電車用が軸間が短くバランスがいいので採用です。
台車受けには動力化で余った鉄コレの台車から切り出して使います。プラ板でもいいんでしょうけど・・・

台車の高さ調整をするために客車と並べました。台車が意外にメカっぽくていい感じです。
車高が若干高いように見えますがこの車両が船底になっているためでギリギリまで下げてます。
幌は客車の幌を使うため削り落としました。
これからIPAに漬けて銀メッキを落とします。

IPAに一晩漬けたものを引き上げてみました。
塗装は全部剥がせませんでした。隙間や凹みの銀色は付いたままです。
まぁこれはこれでいいとして、仮組みします。
重り(釘)を入れて接着し、客車用の幌と台車を仮設置。妻面にはDD51の部品を適当に貼り付けました。
連結するとSFだけど切り離すと貨車っぽく見えるように考えてます。

何色にしようか・・・と迷いました。
アニメーションだと明るい灰色ですが、当時の玩具系はこれを含め銀色でした。
でも重厚感が無くてこの車両だけ浮いてしまうような気がします。
IPAから上げた黒色の車体を見て、「やっぱり暗色系だよなぁ」って思い、黒鉄色に仕上げました。
写真右はアリイ製のものです。
作画どおりに作ったのかもしれませんが、大柄すぎてレイアウト上の走行は不可能です。

上の角度から見たものです。
アリイ製のものがどれだけ大柄か分かると思います。
因みにプラモデルのものは車体幅は同じくらいでしたが砲身はそれほど幅厚ではなく漫画のものに似ています。

尾灯など細かいペイントを行い、妻面上部に警戒帯をシールで貼り付け完成です。
尾灯が付いたおかげで何となく独立して留置されていてもいい感じに見えます。
写真はもう少し暗いですがディティールが見えにくいので少し明るくしています。

C62−50(TV版)に牽引させてみました。
劇中だと途中の客車間ですが、イメージ的に炭水車後に連結した方がシックリきますね。
ホームや鉄橋、ポイントなど干渉しないように作っているので、レイアウトで安心して楽しむことが出来ます。
2008/06/28〜29掲載

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