ボンネット・レールバスの製作(1)

イメージ的にこういうものを作ろうと思います。
写真は熊本県北部で走っていたもの。(熊本日報より)
元がアメ車だからでしょうか、出入り口が反対側のようですね。

使う素材はこちら。
昔出ていたローソンの「バスコレクション」です。
このうちボンネットバスは5種類あります。

5台並べて候補を決めます。
ホントは右端のがいちばんイメージに合ってるのですが、ボンネット高さと長さがモーターに干渉しないものという制限があり、前輪フェンダーが完全に覆われているもの、軸距離とタイヤハウスの形状・・・などから左から2番目、四国交通バスに決定です。

こちらが今回の素材、四国交通いすゞBXD-30です。
車体側面に『秘境の小便小僧号』って書いてますがはっきり見えなくて良かったです。(笑)

本体の加工です。
なるべく素地を生かしたいので、後部フェンダー部と前部フェンダー内側を削るのみです。
フロントバンパーはシャーシ側から切って貼り付けました。

動力側の加工です。
Bトレイン用を使います。たまたまあったのは国電用ですが重厚すぎるかな?
前後のカプラーポケットを切り取り、非動力側の車輪をニッパーで切り落とします。ただ集電はそのまま生かしてあります。車体内部と干渉するので前軸中央のモールドもカッターで削っています。
上面モーター側はモーターに干渉しない程度に白色の押さえを切り取ります。
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上から見たところ。
現物合わせで干渉部を削っていきました。
動力の加工は、ほぼ完了。
前軸は片持ちになりましたが、試運転ではまったく問題ないです。

やや重さが足りないので補重します。
手頃なものとしてナットを両面テープで8個貼り付けました。

車体をかぶせて完成です。
改造前の同系バスと並べてみました。

完成後の試運転です。
ミニカーブレールも走行OK。
実尺よりやや大きいこのシリーズですが、レールバスとしてみると扱いやすいサイズだと思います。
工作時間も慣れれば1時間ほどで作れますので、皆様お試しください。
2008/06/19掲載

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