鉄コレ動力の修繕

 

ジャンク品で鉄道コレクション第一弾のデキを購入しました。動力はTM01、黒染めの絶版のものです。
動きがギクシャクする・・・とのことで、まずは普通に走行させます。押さえつけるとモーターが回りますが、手を離すと止まります。
車体を外して不良箇所を特定します。
接点は問題ないようなので、後は組み付けの不具合で、だいたい想像はつきます。モーター押さえのプラ板を押さえると通電しました。
TM
0104に多い不具合です。モーター押さえのプラ板の材質が柔らかく、組立直後はモーターと導電板を押さえますが、経年変化とモーターの熱により柔らかくなり、極端に言うと「く」の字のように変形します。変形しますとモーターと導電板の接触が離れ、走らなくなります。

 

解消法としては変形をまっすぐに戻すのが一番ですが、また曲がるでしょう。間に薄いプラ板を挟み、きちんと接触させるようにしました。

また牽引力向上のため、車体に板鉛を追加しました。とはいえサイズ的にギリギリなので、キャブ内とボンネット裏側に少しづつですが・・・


鉄道コレクションが発売されてもう20弾近くまで発売されています。
塗装の質も精度も上がりましたが、値段も高くなりました。入門用として多くの新規ユーザーを取り込んだこのシリーズも、だんだん敷居が高くなってきているのが現状です。
安価な動力と1215m級車両を安定供給できる体制を講じてほしいものです。



2014/05/20掲載