キャラメルナイン・酒井5t機の幅詰め加工

 

習志野市森林公園に保存されている酒井工業の5tディーゼル機関車がアオシマから発売されていたので、購入してみましたが・・・


「むぅ。ぜんぜんイメージと違う。」

小型の車体ゆえ元々の動力台車?自体がやや幅広めに見えるのに加え、その台車を覆うようなダミー台車枠があり、想像以上の恰幅です。


車体を削ってスリム化させて、より近い姿を目指したいと思います。

この時に問題になるのが台車を覆っているダミー台車枠の存在です。

(1)
車体を削り、ダミー台枠を被せるようにオリジナル台車枠自体も削る
(2)
車体を削り、ダミー台車周りをカットしてオリジナル台車枠を生かす

ダミー台枠を生かす(1)の方法がベストなんですが、微妙なバランスで終電を行っているこの動力台車を加工するのはリスクが大きいので、(2)の方法で実行します。

まずは車体を分解し、車体の接着を剥がして左右に分割します。
窓ガラス等は使えなくなるので後でアクリル板等で作ります。

 

巾詰め作業です。
分解した左右の車体を5mmづつサンドペーパーで削り、あとは現物合わせで台車枠ギリギリまで調整、接着します。


なお、加工に伴い前後のヘッドライトが無くなってしまいますが、プリズム導光は使えなくなりましたので、後で何かライトパーツを作ってライトユニットは潰してしまいましょう。


フロントのラジエーターグリルは左右の端を1つ分づつ削って車幅にあわせます。


 

カプラー部の加工です。


後ろのカプラーですが、Bトレのアーノルドカプラーを使い、首振り式にします。カプラー基部は使わずに、ネジで直接ねじ込みます。


この方法が一番簡単で、貨車等にも応用することが出来ます。


前は・・・牽引力が芳しくないので、カプラーを取り付けていません。

 

仮組みしてみました。
なかなかイメージに近づいてきたと思います。


塗装ですが、元々の色はちょっと濃いような気がするので、森林公園にあった機関車のように、やや薄めの調色にしてみました。ベースはカトーの旧青大将色です。


ライト等の材料がなくひとまずここまで・・・ですが、これからライトや窓ガラス貼り、牽引力アップのために補重を考えてます。(乗せる場所は僅かですが・・・)
進捗しましたらまた載せたいと思います。


小型レイアウトでほかの車両と並べると本当に小さいです。でもこれがトコトコ動くのが楽しいです。

酒井5t機+カプラー改造の二軸客車を走らせてみました。
ミニカーブレールでのカプラー開放もなく快調に走ります。


補重としてミニ四駆の重りをボンネット側に小2個、車体後部に中1個取り付けました。後部も出っ張って、ちょっとバックマンのCタンクっぽくなりましたが、実用重視ですから致し方ないでしょう。後日にでもきちんと色を塗りたいと思います。

ついでにバックマンのボギー客車を2両走らせてみましたが、牽引力は十分ありそうです。


我が家のお気に入りがまた1両、増えました。

 

 

2010/08/31掲載