JOKE_TRACKによるミニパイクの製作(5)

 

砕石を運搬する車両で何かないかな・・・とストラクチャー類の入った箱をガサゴソとしていたら、昔の缶コーヒーのオマケでいいものが出てきました。

ただ運転席部分が同一成型で不明瞭、なおかつ小さい・・・ので、改造します。
既存のキャビンをニッパーで折り取り、ダイソーで売っていたクレーン車からキャビン部分を流用、窓周りを開口・整えてから現物合わせで接着します。


またバケットは固定でしたので切り取ってから0.6mm真鍮線を通し、可動式にしました。

車両はやや昔っぽく、そしてボロっぽく全体を黄色に塗りました。塗装後、エナメルブラックとサンドイエローで汚します。

・・・少し汚くしすぎたかな?

 

細部を仕上げます。

鉱山風にしていますがやはり自然が欲しいものです。端の空いた場所に草を植えました。

枯れ色のフィールドグラスを爪楊枝くらいの量を取り、針金で仮止めします。地面のほうは竹串で穴を開け、接着剤をつけたフィールドグラスを差し込みます。乾いたらハサミで整え、指で押して広げます。


その他の雑草類は以前に樹木製作で余ったフォーリッジクラスターを3色、かなり細かめにして地面に、そして落石防止ネットの上に接着していきます。
ネットだけで単調になってしまった壁面が少し賑やかになりました。


最後に、藁灰を全体的に振り掛け、ボンド水溶液を霧吹きで掛けて固め、一応の完成です。粉塵が堆積している風に見えれば幸いです。


藁灰は仏具店でもありますが、線香灰でも構いません。ただし、蚊取り線香はお勧めしません。
どちらにせよ、使用に際しては自己責任でお願いします。


 

ケースですが・・・・ダイソーに小物入れのケースがあり、天地逆にして使用すればジャストサイズで収納できました。


線路と建物を除いて、ダイソーとキャンドゥの100均素材で手掛けたミニパイクですが、工夫次第で十分に使えるものが多く、もっと観察すれば良い素材を見つけられるかも知れません。とても低予算で作れましたし。


また、普通のレイアウトに製作にも通ずる手法を幾つも身につけることが出来ました。この手法を用いて途中でストップしているミニレイアウトの方もボチボチ仕上げていこうと思います。


(おわり)

 

2012/04/104/18掲載