マイクロエース・特急「はつかり」セット

 

この車両セットを買ったのは10年以上前になりますか・・・2本の青帯にスハフ43のある編成に惹かれ、増結2両も含め購入しました。

 

マイクロエースの客車・・・といえば10系座席/寝台客車のイメージが強かったので、新しい形式に期待しましたが、ユーザー評価的には腰高な台車、スカスカな床下、パクリっぽい集電方式、転がらない車輪、キツい色合い、派手な表記など、意外にも評価は低かったようです。
個人的にはプラ量販品ですしこの細帯を完成品で出して頂けるなら満足ですが。

あれから10年・・・新進気鋭(正確には出戻りですが)のメーカーも円熟しつつあります。
怒涛の製品ラッシュ(特に蒸気)時には「ある日パッタリと会社が消えてしまうのでは・・・」と不安に思ってましたが、今も変わらずの販売ペースで、他社も引きずられる様に販売され、今はユーザー側の財布の方が心配です。(笑)

ホーム延長で客車も走らせられるようになったので、青大将「つばめ」と並び派手な、青い車輌ケースを久しぶりに開けてみました。

「・・・」

一体成型のプラ製のケースの折り目が劣化してバリバリと崩壊し、危うい状況です。そんなに過酷な保管状況ではなかったのですが・・・
「開けたのに車輌がなく蓋に張り付いていた」旧トミックスのケースやビニールが弱く破けてしまう昔のカトーのケースなど、車輌ケースに係るトラブルはいつの時代もあるものですね・・・

ケースは経年劣化を起こしてますが、中の車輌は無事です。
逆だったら目も当てられない()

基本セットだけですが、さっそく線路に並べてみます。
茶色の車輌ばかりの時代。東海道のお下がりとはいえ鮮やかなブルーに青帯をまとった車体はきっと新鮮に見えたことでしょう。

最初転がりがイマイチだったので空転するかな・・・と思ったのですが、結構走らせてアタリがなくなったのか、快調に走ります。
テールランプも点く筈なのですが暗い電球ですし地の赤色が強く目立ちません。


今度は別の場所にある増結セットも連結してフル編成(私にしては非常に珍しい)で遊びたいと思います。

 

2013/04/26掲載