西鉄200型の動力化

 


ワンマイルのダイキャスト模型は本当に良く出来ています。
あまりお安くは無いですがトミカのような重厚感とポッテリとした塗装が結構好きだったりします。
この西鉄200系は単行モノとしては初のモデルで、後に出たキハ04系のように動力が簡単に入りません。

以前発売したモデルでは鉄コレの動力を縮めて入れましたが、今度発売になった昭和30年代仕様ではBトレの動力を伸ばして作ってみたいと思います。



床下を組み合わせたところです。
既存のを再利用しましたが、もちろんプラ板で作っても大丈夫です。
動力は側面が0.5mm位づつ軽く削ると車体に入ります。側面に関しては鉄コレよりこっちの方が簡単です。



今回動力の延長化にあたり、台車の接続はボルトによる接続になります。
模型売り場で売ってないかなぁ・・・って探したところ、実にいい物を見つけました。

ミニ四駆用のパーツです。
ボルトとナット、ワッシャーと割って使う重りがセットになっています。これで定価180円。
ちょうどいい重りの大きさですし、色々重宝しそうです。



Bトレ動力の非駆動台車の接続は特殊な方式のため、普通にネジ止めするためにワッシャーを瞬間接着剤で貼り付けます。

また、台車上部の集電板に穴を開け、リード線を通せるように加工します。半田付けは今回も行いません。



台車を組み、リード線を通して仮組み。

おもりはこれに合わせたかのごとくジャストフィット。ナット型に凹んでいて固定も楽で便利です。

今日はここまで。
微調整等は明日行います。

 



テスト走行の結果、ダイキャスト本体以上に補重が必要なことがわかったのでウェイトを足しました。
重りは例のミニ四駆のから足しました。



床下の製作です。
もとあった部品から切り出したものと客車用の部品から適当に配置して接着です。

ちなみにカプラーは単行で使うのでそのまま使います。


 

さて完成です。右は以前作った鉄コレ動力のものです。こちらは気動車っぽく使いたかったのでパンタは有りません。



ちなみに質問のあった鉄コレからの方法ですが、DD54と同じく15m動力を切り詰めていく方法で、微調整は現物合わせです。
動力がややはみ出るので側面は1mmずつ削ります。側面の窓ガラスは下面を1mm程削ります。(写真下側)


ダイキャストのネジ止めの軸は折り取ってください。

結論から言えば・・・動力面も含めて鉄コレ動力のほうが簡単です。
とはいえBトレ動力の加工というものにチャレンジできたので満足です。



2008/07/21
08/02掲載