簡易な簡易電源車化

 

先日中古にてマイクロエースの電源供奉車を単品買いしました。

 

思い立ったのが、『これでマヤ20型簡易電源車を作れないかな?』ってこと。
10
年ほど前に自作しましたが、やはり自作モノだけあって出来はイマイチ。
窓位置とか気にしなければ小改造と塗替えでそれっぽくなりそうです。

で、家にあるKATOの同車を比べると・・・
色が全然違いますね。しかも屋根のファンが全然違う・・・1両しか製造されてない訳ですから、設計ミスですかね?


「それとなく」似せるためには直さなきゃいけないところがあります。
それが貫通扉と妻面のディティール。
妻面はフラットになるようにハシゴや機器箱を削ります。本当は反対側にハシゴ・・・なので前後逆だったりしますが、気にしないで進めます。


貫通扉は全然形が違うのでくり抜き、家にあった真鍮エッチングの扉から似たようなHゴム扉をチョイスし、現物合わせで接着します。


ここまで出来れば折り返し地点です。


塗装作業です。
最初にクリーム色を吹きつけ、帯と妻面をマスキングして青を吹き付けます。

 

以前鉄道カラーで指定どおりのクリーム色を使ったら黄色っぽかったので、小田急のクリーム色を使ってます。

色が変わっただけで随分それっぽくなってきました。


塗装が終えたら、テールランプの製作です。供奉車は3軸のTR73ですが、これを2軸のTR23に振り替えます。
TR23
はカトーの客車から流用しました。集電板が接するように台車周辺を切り欠きます。

 

バックサインですが、カトーのものを使います。特定の名称は入れないで「急行」にしてあります。ゴム系接着剤で貼り付けるとグッとリアルさが出てきました。
赤い円盤を取り付けましたが・・・テールランプより目立ちます。()


各部に色入れし、完成です。
以前製作したイエロートレインのコンバージョンキットで作った0番台・10番台と並べてみました。テキトーに捏造して20番台、としましょう。


カトーの新20系に連結してみます。

以前のものに比べ線を細く・より近い色に・・・と目指しましたが、やはり近くで見るとまだまだ太いし色調が違います。まぁ特異な形式でありますし許容範囲としましょう。


実はこれ以外にもワールド工芸のマヤ20のキットが何故かあります。こちらもいずれは製作したいですが、簡易電源車だらけになってしまいそうです。()


2009/07/2608/05掲載