ALL IN ONE

 

例によって高度な技術も繊細な加工もないお気軽な工作です。

先日子供に渡した途端に破砕されてしまったキハ20(標準色)。
割れた動力台車は直したものの、片方の運転台が凹んでしまい、そのまま放置・・・

そして、中古屋で見つけた破格値のキハユニ26(標準色)。
以前から思っていた構想(妄想)をもとに、ニコイチにします。

 

切り継ぎする場所を決めます。
今回は中央付近の場所が良さそうです。

 

それぞれをマスキングテープで切断ライン上に貼り、更にテープ重ね張りで定規めいたものを基準に、カッターで少しづつ溝をつけ、切り落とします。


それぞれの切断面を丁寧にヤスリ等で均し、接着します。
気にしないようでしたら半端な表記のみ消して終了、でいいのかなと思います。


 

車体裏面は補強のため0.1mmの板帯状のプラ版を当て、流し込み接着剤で接着します。



屋根はキハ20のをそのまま使えば簡単ですが、合造ゆえの偏ったベンチレーターにするべく、キハユニをベースに端部を切り継ぎ、同様に均した上で接着します。


窓ガラスはキハユニの方が運転台分長い(2枚目写真下・黄色いテープ部分)ので、キハ20サイズに合わせカットします。

 


貫通幌を外し、塗装します。

 

サーフェイサーで下地と切り継ぎ面を整え、肌色→朱色で塗装します。
モトの塗装レベル程度の出來で充分です。はみ出た部分は筆でチョンチョン直します。


屋根をグレーに塗装し、乾燥後組み上げて完成です。

 

 

便所付座席・郵便・荷物のある両運転台の気動車。

これ1両あれば何処ででも使えます。
客とか荷物とか足りなければ増結すればいいわけですし。


トミックスのHGで改造すればもっと良いものができると思いますが、こんな思い切った改造を気軽にできるのは、やっぱりカトーの旧車両たちだからだと思います。


この際ディティールアップを・・・と考えましたが、あくまで当時レベルの仕上がりに留めています。
どこかでコレだけで走らせて、「あれっ、1両?こんなのあったっけ?」って思わせることが出来たなら上出来なのではないかと思います。

あとはインレタ等ですが・・・家にないので今度探してみたいと思います。
形式は妄想で・・・キハユニ28あたりを考えています。


2013/08/1923掲載