キハ08(GMオハフ61改造)

 

以前加悦に行ったとき、鉄道広場で見たかった1両が、このキハ08です。
余剰の客車に動力を付けてローカル線向け気動車に・・・という発想でしたが、客車自体の重さとディーゼルエンジンの出力不足により期待した以上の成果は得られず、少量で終わりました。その中の1両が加悦で晩年まで働き、幸いにも保存されました。


その当初のコンセプトが、時を経て後進に生かされることになります。
余剰となった50系客車が、改造気動車へと華麗なる転身。
軽量になった車体・向上したエンジンにより改造は容易になり、それら改造気動車はローカル線で活躍しました。

加悦にあるキハ08も、きっと鼻高々でしょう。

客車キットの余りから前面が2個あったので両運転台のキハ08を作りました。定番のGMキット改造といえるのではないでしょうか?
動力も定番の旧キハ20から流用です。床下とかはよく分からないのでそのまま、走行重視で使うので「タイプ」です。

 

微妙にシルヘッダーにズレがありヒケもあって修正に手間取りましたが、一気に塗装まで行い、簡単に色差しをして完成です。
新品の気動車たちの中でとてもインパクトがあって面白いです。


「似てない」との声があるこのキットですが、この余りパーツから「客車改造気動車」という試行錯誤の歴史の一端を知った方も多いはず。そして、切り継ぎの楽しみ?を知った方も・・・()

いずれどこからか完成品で出て来るかも・・・ですが、客車改造の「ヨタっ」とした感じを出すなら、やはり実物に倣って改造するほうがそれっぽいのかも知れません。


2010/08/26掲載