マイクロエース・キハ07の動力化

 

ガンタさんから頂いたキハ07


車体の出来はいいんだけど、動力性能と床下の出来がイマイチ。
しかも4両のうち3両は非動力。

やっぱり単行か2両ぐらいで使いたいな・・・ということで、1両に鉄コレ動力を入れようと思います。

 

まずは分解。

 

今回は床下・台車共に利用する予定ですが内装と燈火類は使いません。


動力の加工に入ります。元のモーター車は室内空間優先のため、床下が惨くなっています。室内モーター式の鉄コレ動力なら貧相な?スカスカの床下が作れます。


床下に張り出しているものの中身は重りですので、これを切り取ります。
カッターで少しづつ溝を引くように切り取ります。


切り取った重りはあとで使います。なお、「床下はテキトーに」って人はこの工作不要です。このまま側面に床下機器を配置してください。


あいにく家にある動力は台車間の広いもの(TM-09)であるため、台車ユニットを17m級のものと交換します。

 

交換は台車をつまんで下外側に引張れば簡単に外れます。



もちろん、TM-08があればこの作業は不要です。


 

車端部の曲線が動力ユニットと干渉しますので、削ります。


削って干渉しないようになったら側窓を外し下の出っ張りを削ります。
これで動力のはめ込みはOKです。


 

床下の仕上げです。


中央部のモーターが少しはみ出しているので干渉する部分を削り、接着します。
別に個々の機器をばらばらにして貼り付けても、GMのキハの部品を使っても構いません。


すり合わせが終わったら、動力ユニットに貼り付けます。


車体も組みあがり、いよいよ仕上げ作業。
台車の製作に入ります。


台車をニッパーで切り離し、車軸受けの部分を広げます。
これは動力の集電板に合わせるためです。
すり合わせがうまく言ったらゴム形接着剤で固定します。


最後に、床下切り離しの際に外した重りを、車内側屋根裏に両面テープで貼り付けます。


完成です。
床下もしっかり表現されていて思うような形になりました。


動力も思ったより目立たないような気がします。元の車両のライトケースの方がずっと目立つし・・・
(
ライトケースは黒く塗った方がいいのかもしれませんね)


走行テストも順調です。元のマイクロ製品よりもスムーズに動くような気がします。
もう1両、簡易型でつくろうかな・・・?


写真は動力3種類。奥からマイクロ製品、今回製作品、以前製作した津川の動力化品です。


写真は津川製品と並べてみます。
仕上がりは雑ですが、窓のディティールとか「ヨレッ」とした雰囲気は津川製品の方がよく似ていると思います。



2008/11/30
掲載