井中駅リニューアル工事(2)

 

柵と看板台の塗装です。

エナメル塗料のレッドブラウンで全体を塗装、柵の上部1mmには黄色をチョンチョンと乗せて乾かします。
 


駅舎側に看板を伸ばすため、1箇所下穴を追加して開けました。


看板ですが、いつ作ったのか貰ったのか、昔から使っていた看板があり、中にはオリジナル(というか合うサイズのものを切って貼っただけ)のもあります。
今となっては愛着のあるものですので、継承したいと思います。

ただ、経年変化で紙質がボロボロであり張り替えは困難ですので、一旦スキャナーで読み取り、カスレや折れなどのある部分は補修、カラープリンターで印刷し、つや消しを吹いて保護してあります。


裏側に両面テープを張ってカッターで裁断し、フチ(切断面)は黒のサインペンでなぞり、最後に看板台に貼り付けます。
 

 

完成後の看板です。


駅舎を汚します。
エナメル塗料を薄めたものを墨入れし、荒めに拭き取ります。待合小屋と便所も同様です。


丸一日乾燥させ、エナメル塗料の明灰色で強めにドライブラシを掛けます。
これでかなりメリハリの効いたストラクチャーとなり、街並みコレクションに負けないインパクト(笑)を持つようになりました。

 


ここまでくると残りは僅か、細部を仕上げます。

便所の排気筒と煙突は、他のストラクチャーにあったものを利用します。

最初横に設置しようと考えましたが、「ホームでもよおした乗客等が通る可能性」を考え、邪魔にならない裏側にしました。そのため、物置小屋の屋根を欠き取りました。


ストーブの煙突は季節によっては不要かもしれませんが、細かいモノが欲しかったので駅務室ホーム側及び待合室便所側に2箇所、設置しました。

 


よく考えてみると、掃除する時や埃が多い時に散水する水栓がありません。これも他のストラクチャーにあったものから借用し、取り付けます。場所はホーム側の改札横にしました。(正面側は便所から・・・ということで)


これだけだとホーム側が寂しいので、植木鉢を大小置いてみました。また駅務室側面にプロパンガスボンベとゴミ箱、倉庫の横にダンボールを積んだものを置きました。この辺りは今後もちょくちょく増やしていきたいです。


表側にあるポストはホワイトメタル製のやや細身のものと交換しました。また電話ボックスは半艶にした後に中に赤いプラを入れて電話機っぽくし、枠を茶色に塗りました。



最後にホームに人形を配置します。

 

駅舎及びホーム全体が一段暗くなってしまったため、明るめの配色の人形を多目に使ってます。


私の拘りとして、「車両の前で妻子の記念写真を撮る夫」、これは駅に物語性が生まれ、車両もストラクチャーも映える絶好の情景だと思っています。今回も同様の配置を行いました。

また、ホーム上待合室内にも広告看板とベンチを設け、人形を座らせました。

走行スペースに置いてみると、既に配置した街並みコレクションの建物に合うようになりました。

 

逆に木造駅舎が街並みコレクション並みに歪んで見えるような錯覚を覚えます。(笑)


まだまだ手を入れたいところはありましたが、仮設であるのでとりあえずここまでとします。気が付いた時に手を入れつつ、本格的なレイアウト作成の暁にはもっと手を入れてあげたいと思います。


 

2012/10/1725掲載