岳南青ガエル(5000系)の再調整

以前にも同様の記事がありますが、再びのメンテナンスです。

 

マイクロエース(復活後)の初期に生産された岳南5000系「赤ガエル」「青ガエル」ですが、導電板の酸化による通電不良、粗悪なグリスの流出、車体抑え板の経年変化による反りなど、色々と手の掛かる車両です。
今回も同様に動きがギクシャクしてきたので、分解清掃を行いました。

前回同様に動力部を分解しますが、今後のことも考え焼き潰しで止めてあった導電板を一旦取り外し、表裏を丁寧に磨きました。(写真は片側のみ実施した状態)

 

再び酸化してしまうため、タミヤの接点グリスで拭き上げています。(つけすぎ注意)
作業中に車体爪を一箇所折ってしまいましたが補修しました。今回はモーターも分解し、ブラシ等の汚れを除去しました。


再び組み上げて試走、それなりの走行を確認しました。根本解決はトミックスモーターへの換装なのですが、まだまだ元気そうなのでそのままです。

 

多くの方が指摘していますが、マイクロエース製のパンタグラフは非常に脆弱です。素材の品質が悪いのか、設計が悪いのかはわかりませんが、とにかく壊れやすいです。

この岳南「青ガエル」も同様で、そもそも最初から歪んでいます。さらに自立させようにも自重に負けて片側が倒れてしまう状況です。今回のメンテナンスを機にパンタグラフを他社のものに交換しました。
使ったのはトミックスのPG16、並べてみるとしっかり、かっちり。風格が違います。安心できるオーラが出ているといいますか・・・


まず屋根板をスライドさせて外し、純正のパンタを・・・
旧パンタはパンタ脚を外していくうちにあっという間に崩壊、ばらばらになりました(笑)
・・・が何とか組み直せました。これが毎回のようだったのでケースから出すのも億劫になっていたんですよね。調整して他に流用・・・しますかねぇ。

トミックスのパンタグラフは取付径がやや大きく、前後左右とも既存の穴よりほんの少し外側に位置しています。ドリルを通した後に外側にゴリゴリと広げるように動かして現物合わせで削り、トミックスの取付径に合わせます。

 

大きめに開口することになるので裏側から接着剤で固定、乾燥後長く伸びた脚の部分はカットします。最後に屋根をはめ込み完成です。

パンタグラフも格好よく、走行も安定して我が家のレギュラー車両、再びの復活です。
何度調子が悪くなっても直して遊び倒したいと思う、そんなお気に入りの車両です。

 

 

2014/10/21掲載