エンドウ・EF58のギヤ交換

 

古いエンドウのブラス製品です。
「小型窓・ヒサシ付の特急色」という実際に存在しない機体ながらも中々に良い出来で、お気に入りの一つでしたが、最近はギクシャク・・・


分解して原因を探ると、思った通り、ギヤの割損でした。エンドウEF58の中で最も多い症例かも知れません。(いや、車体の凹み・剥がれが一番かな?)
真鍮ボディーに重いダイカスト・トルクの強いモーター・・・金属と軟質プラの組み合わせギヤは経年変化で悲鳴を上げてしまうのです。これは前期型・後記型でギヤの組み込み方法が変わっていますが、経年変化と走行頻度で同様の破損が起こります。


ボンヤリと考えているなか、「トミックスのキハ35は元はエンドウだったよなぁ・・・あれはGMが継承したんだっけ?」との考えから発展し、エンドウとグリーンマックスのギヤが同一なのでは?との発想に至りました。

先日中古で買ったクモヤ143の動力からギヤを拝借、合わせてみると外ギヤ・内ギヤともに同じギヤ比のようです。

 

クモヤ143に使われていた旧型の・・・ダイカスト蓋の動力から拝借したギヤがピッタリ・・・この車両から取っても良いのですが、今後の供給も考えグリーンマックスのお店に行ってみました。

当該ギヤの分売はないか聞いたところ、個別対応で売ってくれるとのこと、とりあえず5個ほど購入しました。

 

家に帰りギヤを交換すると、シャフト内径ともジャストフィット、無加工で入りました。車軸に伝わる小ギヤにも引っかかりなく伝達します。


薄くセラグリスを塗布しダイキャストの動力部と接合、ダイキャストのまま仮に試験走行させると以前のように元気よく走りだし、安堵です。


我が家には一般色(ブルー)もおり、状況により運用停止も考えていたのですが、これで今後も安心です。

 

 

2015/02/1920掲載