エンドウ・EF58

 

先日中古で購入したものです。


小さい頃に初めて買ってもらったのが一般色(ブルー)・ヒサシ付きのEF58でした。
凹み有りの処分品でKATOのより安かったです。

大雑把なディティールですが、金属ボディーで重厚な走りに満足しており、今も第一線で働いてます。

さて、今回久しぶりに手にしたEF58、ブルトレ色のものですが、ナニか違和感が・・・?

分かりますか?

 

 

 

 

 

 

 

答えですが・・・

EF58ブルトレ色にはヒサシ付きの機体はなかった』

という事です。

152
号機は小窓ヒサシ付きの車体で、高崎に配備・のちに宇都宮方面で活躍しました。
当然、東海道スジの20系ブルートレイン牽引機に選定されず、塗装変更は行われませんでした。東北特急牽引もありましたが、一般ブルー色のままです。

まぁ、35年前のNゲージ最初のEF58ですから、少しでもバリエーションを増やすためにヒサシ付き・無しという形態の変化と、茶色/ブルー/青大将/ブルトレ色とカラーを作ったんだと思います。
なので、実機にない塗色の車体が出来てしまったんじゃないかな、今じゃ考えられないほど、大らかな世界だったと思います。
なお、ナンバーは152号機でした。

この152号機、一般型ブルーに比べて落ち着いた色合いのせいか、赤でチョン付けされたテールランプもさほど目立ちません。白帯がややずれていますが・・・

さて、何を牽引しよう・・・と考えていたのですが、以前作った東北特急を思い出しました。

 

もし展望車付きの「つばめ・はと」が東北へ転属したら・・・
そんな仮想をもとに、カトーの44系旧製品の塗色をブルトレ塗装にしたものです。

ガサゴソ屋根裏をあさり、ようやく見つけました。

尾灯とヘッドマークが仕上がっていませんが、白線の鮮やかな5両のブルトレ色はピッタリと合います。

 

同じ時代に発売されたもの同士だから、お互いの良さ・悪さをフォローし合ってよく馴染んでいます。


子供を寝かしつけ後に酒盃を傾けながら、ぼんやり走行を眺めた夜更けでした。


2012/07/24掲載