旧マイクロエース・工事用凸型ディーゼルタイプ

 

久しぶりの購入品です。

 

昔から現在まで、お気に入りの車両のひとつです。
30
年ほど前、Bトレインの先を行くディフォルメ機関車たちで入門用としても人気がありましたが、私はこの構内作業用に徹したファインスケールっぽい風貌のこの機関車がお気に入りでした。
当初所有していたのは黄色の旧製品でしたが、5年前引っ越しの際に無くなってしまいました。

時が経ち、2000年代にこれらの機関車は限定的に再版されました。その再版された機関車の水色、そして黄色を手に入れたのですが、当時のものと仕上げが異なっており、端梁にあったゼブラ塗装がなくなり、あっさりとしてしまったのは残念に思いました。(以下新マイクロと表記)

今回旧マイクロのCタイプディーゼルを見つけ購入しました。当時持っていたものと同じ仕様です。紙箱が本当に懐かしいです。(新マイクロは小型貨車サイズのプラケース)


裏返すと当時のラインナップ・・・ED91タイプ(9231)、ED1114タイプ(9232)、DD51タイプ(9234)、の国鉄ディフォルメ機、関西電力/富山地鉄タイプ(9233)とあります。関西電力/富山地鉄タイプは今回購入した工事用凸型ディーゼルタイプのパンタ仕様だったもので、新マイクロで再版はされなかったと思います。

その下に謎の標記・・・
「この他9235レールクリーニングカー凸ディーゼル機があります」

このサイズで自走するクリーニングカーがあった、ということでしょうか?く
今回購入した工事用凸型ディーゼルは(9236)ですから、予定品ではなかったと思いますが、全く記憶にありません。検索等でも見つからず・・・識者のお知恵をお借りしたい次第です。

デカールは幾つか使ったものが残っておりました。

変色しており使えるものではありませんが、各鉄道会社・社用線メーカーの社紋や仮想のナンバープレート、構内入替用機の大型番号など、遊び心にあふれた内容です。(今だと許諾認可とか大変そうですね)

 

新マイクロと並べてみます。
まず動力ですが、構造が同じながら旧製品は赤いギヤが使われていますので、裏返せば一目瞭然です。中間車輪は動力も集電もなく、外しても問題ありません。全商品動力は同じ構造でしたので、ここにクリーニングユニットが設置されていたのかもしれません。


ボディですが、先述の通り、旧マイクロは端梁にゼブラ模様がありますが新マイクロにはありません。有ると無いとでは印象が大きく異なります。
黄色の色合いですが、旧マイクロの方が黄色が明るめですが、隠ぺい力が低く下地が透けているところがあります。新マイクロは塗料の進化か、下地の透けは有りません。
また、旧マイクロにはヘッドライトに銀色が刺されていますが、新マイクロは無塗装です。

新マイクロには「第○機関区」と印字されています。例のデカールに関しては許諾でダメだったのかもしれないですね。とはいえ何もないと黄無垢のボディで手抜き感丸出しなので印字したのかも・・・

(黄色が第一、水色が第二)

検証を終え、ミニレイアウトで走行・・・
このシリーズ独特の甲高い音、痺れます。

 

お気に入りながら突然居なくなってしまった機体が、戻ってきたかのようです。杯を傾けながら幼き日々に思いを馳せ、長い夜を楽しみました。

 

 

2014/08/15掲載