マイクロエース・工事用凸タイプ機関車。

 

小さな頃に親から譲られた中にしなのマイクロ(マイクロエース)の小型機関車がありました。
当時の小型車両はといえば香港バックマンのCタイプディーゼル、少し時期を置いてポケットラインのチビ凸・・・が有名どころですが、第三の選択肢もありました。それがしなのマイクロのミニ機関車シリーズです。


DD51
や交流電気などをディフォルメ・ショーティー化するという大胆な発想はBトレインの発想を20年前に先取りしており、そのディティールは精密かつ動力収納を踏まえた的確な配置です。
ところがしなのマイクロ自体が当時の2社ほどの販脈をもっていなかったので、あまり流通しなかったと思います。

時を経て有井製作所がマイクロエースブランド(と金型)を引き継ぎ、10年ほど前だったか・・・再生産しました。新たなラインナップもありましたが、保線用車両が復活したのはうれしいニュースでした。パンタがなくなり、屋根上にタンクが付いた仕様となりましたが、これはこれで良いものです。
中古で黄色を買い、少数の貨車を引いて走らせておりましたが、譲渡したのか現在は行方不明・・・


先日中古店で再び見つけ、喜び勇んで購入しました。今度は水色のものです。試走させてみると独特の「み゛ぃぃみ゛ぃぃみ゛ぃぃみ゛〜」と甲高いモーター音を響かせ走りました。


ところが・・・
ロットが違うんでしょうか?以前撮影した黄色の車両と見比べると、下回りがグレー、ライト銀色及び前後のゼブラ模様が略され、モーター上のウェイトもなくなっています。
逆にキャブ側面に目隠しの銀紙が挟まれ(とはいえ前後にはなく中途半端)、車体側面に「保線車両」の印字がなされています。
(これは別に要らないので消そうかな・・・)


もしかしたら他にも生産された時期があるのかな?ケースも昔のKATOのような三つ爪式だし、パッケージのデザインも今と違うし・・・

とはいえ、これからミニレイアウトで活躍するのは間違いないです。
カプラーの振りが硬くやや不安ですが、その場合は根元の欠き取り等で対処したいと思います。
あとは・・・やや軽いのが心配なので、モーター内に補重を行おうかな?

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2010/12/21掲載