マツダボンゴ・モーターカー

 

アイコム動力利用のアオシマ製品です。

自動車のマツダボンゴを改造した森林鉄道のモーターカーです。

下回りをキャラメルNで構成した、ナローというよりフリーに近いシリーズですが、まさかこんなものが!と衝撃的でした。


気にはなっていたのですが、そのうちに店頭から消えてしまい「しまった!」と後悔した覚えがあります。

現在では・・・オークションなんかでは結構安価で出回っているんですね。
中古ではあまり人気がないのか安値でしたので購入しました。


この会社特有の「おおらかな」造形で、特に細かいモールドもなくモッサリとした印象です。それに何だか実物と違うような・・
当時写真(カタログから)と比べますと、前面カーブとライトの深さが実車らしくないようです。


走行性は・・・最初の頃の動力と少し部品が変わったようですね。とはいえ軽快な動きは相変わらずです。この車両の場合は単行ですので車内にしっかりと補重すれば低速から安定します。
デカールは熊谷組のものを貼り付けましたが、糊が弱く、あっという間に剥がれてしまいました。


無垢の新車状態はマスコット的には可愛いのですが、やはり中古車両の流用である為に違和感がありますので、適度にウェザリングを施しました。

エナメルの黒とウッドブラウンを墨入れで流し、台車も茶色系で汚します。(廃車ではないので適度に)
乾燥後にライトブラウンとタンでドライブラシを掛け、完成です。


淡色でなおかつ膨張気味のスタイルのため浮いていた存在でしたが、適度な汚しでいい感じに落ち着きました。



2012/12/21掲載