バンブー商会・高周波エース

 

・・・確かそんな名前だったと思います。
小さい頃父が所有していて、パワーパックにつなぐ黒い箱とワム8000がセットになっていて、汽車につないで「シュッシュッ」と走らせていたのを覚えています。
どんな仕組みだったか忘れましたが、ワムの床下に水晶のようなキラキラがあったのが印象的でした。
先日ジャンクの300円貨車の山の中で心持ち重いワム50000がありました。動力付きのユーレイかな?と思い床を見ると青白く細いガラス管状の物体が見え、「これは!」と買い求めました。

帰って封を開けてみると、子供の時に見たものと同じです。片方の車軸には小さなマグネットが付いており、回転するとガラス管に接近、これが起動の合図なのだと思います。


車体をゆっくりと開けてみると、配線とスピーカー、そしてゴチャゴチャと電子部品が付いています。電子分野は全く苦手なのですが、マグネットが上に来た時にスイッチが入り、「シュー」という電子音が反対側の車軸上にあるスピーカーから鳴る・・・という雰囲気は分かりました。これは回転数(速度)により「シュー」から「シュッ、シュッ」へ断続音に変わるようです。


ただこれだけだと音が小さく、それでブースターのような黒いユニットで増幅していたじゃないかな・・・?と思います。

このユニットは当時の蒸気機関車(の電圧)に有効で、現在のものには対応できません。サウンドユニットの起動前に最高速度に達してしまいます。
なので、旧型のカトー機、トミックスの9600、河合のB6辺りを中心に遊んでいます。

アナログ的なシステムですが、音が鳴るのは楽しいです。

(再生注意:サウンドが鳴ります)
今の電子技術なら現行製品に合わせて、シンプル・安価に作れるのかもしれませんね。

 

2014/09/02掲載