ATLAS0-6-0 Davenport-Swicher


お馴染みプリムス(トミーのCタイプ)機関車の派生型?でオーストリアのROCO社で生産、ATLASから販売されたものらしいです。

 

アトラス社・・・といえば昔の固定線路システムにおいて多く出回っており、KATOとも連携して商品展開をしていたと思います。結構最後までカタログに残っていたのは3種の小型ガーター橋・トラス橋でした。

製品はダベンポート社の入換型で、ロッド式の060Cタイプ)の下回りです。実車を調べてみましたが、恐らく写真のコレがベースかな・・・?と思います。ARMY所有のものもあったらしく、どこかしらDD12のような雰囲気も感じます。


(英語サイトなので形式等詳細は不明です)
Catskill Mountain Railroad
 にも保存されており、前面グリルが違うものの赤色で共通点を見出せます。

 

走行状況ですが仕組みはプリムス型に似ており、構造も簡単で信頼がもてます。重量もあり牽引力も十分ありそうです。独特の麦球ソケット式の前照灯も点灯します。フランジが強めですが、当時の線路は固定線路が主体で路面状況は芳しくない状況です。昔の製品ですので仕方がないでしょう。


国内でこのような機関車があったかどうかは不明ですが、小型機関車の種類が少ない中、ロッドを動かして走る姿はとてもインパクトがあります。

『・・・とある山麓の路線。多くのプリムス型機関車の中に1両、異色の機関車がある。
老朽化した蒸気機関車からの機種置換えの際、先行導入した機関車で、海外から輸入したものだ。
新しいディーゼル機関を熟知しておらず不安を感じた幹部が、ロッド式のものを選択したのは仕方の無いことだと思う。丸顔で煙突もあって蒸気機関車のような風貌にどこかしら安心感を感じたのだ。
導入してみると、非常に扱いやすく煤煙も少ないため機関士にも客にも好評で受け入れられた。


数年後ディーゼル機関車の増備が決定したが・・・この機関車は輸入機のため非常に高価で、また諸手続きの関係で納車までに時間がかかることも懸念された。
その時に他社が割安な条件で話を持ちかけてきた。同じく外国製ながらライセンス生産により価格を下げ国内での部品流通も容易になったのだった。
また他鉄道の実績もあり信頼性もある。操作性も牽引力も申し分なく、わざわざ外国まで行って同機を増備する理由はなかった。
増備はプリムス型で行われていく。

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両のみの導入で終わってしまったロッド式機関車だが、故障知らずで機関士の信頼は厚く、また部品もプリムス型のものを流用できるため、使い続けられた。珍しいためか、最近鉄道ファンの間でも話題となっており、意外な集客効果をもたらしているらしい・・・』


こんな空想をしてみました。

ただ色が少し・・・なので、そのうち変更を考えてます。赤色の動輪は足先が明るく見えるので捨て難いのですが・・・
グリーンカーキや黒などの暗色系が似合うかな?海外サイトなども参考に考えたいと思います。


2010/11/04掲載